この記事の対象者 所要時間
  • 申告納税方式と賦課課税方式の注意点を知りたい人
  • 初めて個人事業主になった人
  • 初めて会社を設立した人
おさる先生の授業
5分
詳しい解説
3分

くま君くま君

おさる先生、都税事務所からなにか通知が来たんだけどこれなにかな?


おさる先生おさる先生

あー、不動産取得税の納税通知書だね。
くま君、事業を初めたときに事務所を購入したよね?
購入不動産に対する納税通知書だね。


くま君くま君

そうなんだ。

………くま君が封筒を開けています。…………

くま君くま君

なにこの金額…


おさる先生おさる先生

かなりの金額だね…
納税資金大丈夫?


くま君くま君

かなり厳しいね。
これからちょっと節約しないとね。
でも、なんで今更…


おさる先生おさる先生

不動産取得税は賦課課税方式の税金だから御上が計算した金額がある日突然送らてくるんだ。
賦課課税方式の税金はちゃんと把握していないと資金繰りがかなり苦しくなるんだよ。


くま君くま君

そうなんだ。
ところで、不動産取得税ももし事前に知っていたら節税対策とかもできたのかな?


おさる先生おさる先生

残念ながら、御上が金額を決めるので、納税者側では節税対策ができないんだ。
所得税などの申告納税方式と呼ばれる税金なら、こちらが納税額を計算できるんで、節税対策ができるんだけどね。


くま君くま君

うーん。
もう不動産を購入してからかなり時間経ってるし、なんか悲しいけど払わないといけないんだね。


おさる先生おさる先生

そうだね。税金なんで…
あ、あと新規開業だから今年から所得税を支払う予定だね。
自分で納税額を決める申告課税方式の場合、経営者に税金の知識があるかないかで納税額が大きく異なってくるんだ。
ついでに、後で少しだけ教えるから時間とってね。


くま君くま君

おさる先生、ありがとう。




納税の仕方はいろいろあります

税金は国税や地方税といった納税先で分けられるのが一般的です。

しかし、納付の仕方によっても以下のように分けられます。

言葉の定義はどうでも良いので、申告納税方式と賦課課税方式の内容を覚えてください。

申告納税方式
あなた自身が税額を計算し、申告書を作って税金を納める方式
例)所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税
賦課課税方式
「これだけ税金を払ってください」とある日当然に通知が届く方式
例)固定資産税、自動車税、不動産取得税

申告納税方式のポイント

賦課課税方式は「御上が勝手に」納税額を計算してしまうので、通知された金額を払うしかありません。

それに対して、申告納税方式の場合は、「自分」で税額を計算し、申告書を作って納税することができます。

よって、申告納税方式の税金については、税金の制度を知れば知るほど、勉強をすればするほど、節税対策ができるようになります

税理士任せでも最低限の節税は考えられますが、なにより経営者自らが節税対策を講じられるようになるのが一番良いことです。

税理士は正確な申告をすることが第一任務なので、やはり経営者の方が勉強をすることをお勧めします。

賦課課税方式のポイント

賦課課税方式のポイントは納税の時期をちゃんと見据えて行動しようということです。

賦課課税方式の場合、知っていないとある日突然通知がきます。

少額な通知なら全く問題ないのですが、例えば、開業したばかりだったり、非常に高額な不動産を購入した場合などは、納税額があることを把握していないと資金繰りが結構まずくなることがあります。

不動産取得税なんかは何か月も経った後に通知がきたりするので、特に悲しい思いを納税者がする税金です。

ちゃんと納税時期をおさえましょう。