この記事の対象者 所要時間
  • 不動産購入にかかる諸費用の種類を知りたい人
  • 不動産購入にかかる諸費用の具体的な金額を知りたい人
  • 居住用・投資用に関わらず不動産の購入を考えている人
おさる先生の授業
3分
詳しい解説
7分

くま君くま君

おさる先生、今度不動産を購入しようと思うんだけど、不動産の購入価格以外にどれくらいのお金がかかるの?


おさる先生おさる先生

うーん、ざっくり言うと不動産購入価格のプラス8%~10%というところかな。
例えば、不動産の購入価格が5,000万円の一軒家を買ったら、プラスで400万円~500万円の諸費用がかかるよ。


くま君くま君

結構かかるんだね。


おさる先生おさる先生

そうだね。
税金やら手数料やらで結構かかっちゃうんだね。
だいたい不動産の購入価格の1.1倍ぐらいのお金を用意しておくと安心だよ。


くま君くま君

おさる先生、ありがとう!




種類と金額目安

不動産を購入するときには諸費用(税金や手数料)がたくさんかかります。

具体的な種類としては以下の通りです。

  • 不動産取得税
  • 登録免許税
  • 不動産会社に対する仲介手数料
  • 火災保険料・地震保険料
  • 売主がすでに支払っている固定資産税・都市計画税の清算金

これら全部の諸費用(諸経費といいます)を合わせると大体不動産価格の8%~10%ぐらいになりますので、もし不動産を購入するのなら、不動産購入×1.1倍程度のお金を調達する必要があります。

不動産購入にかかる諸費用を実際に計算してみよう

不動産売買取引の諸条件が以下の場合にかかる諸費用を算定してみましょう。なお、かなり複雑な計算式になるので、各々の諸費用がこれぐらいかかるんだなと思って頂ければ十分です。

引渡日 平成28年9月1日
売買金額 5,000万円
借入金額 4,000万円
建物固定資産税評価額 1,500万円
土地固定資産税評価額 2,000万円
諸費用(諸経費) 金額
不動産取得税 ※1 75万円
登録免許税 ※2 78.5万円
不動産会社に対する仲介手数料 ※3 168.5万円
火災保険料・地震保険料 ※4 100万円
売主がすでに支払っている固都税の清算金 ※5 10.8万円
合計 432.8万円

※1 建物:1,500万円×3%=45万円
    土地:2,000万円×2分の1×3%=30万円
   合計:45万円+30万円=75万円

※2 所有権移転の登録免許税:建物 1,500万円×1.5%=22.5万円
               土地 2,000万円×2%=40万円
   抵当権設定の登録免許税:4,000万円×0.4%=16万円
   合計:22.5万円+40万円+16万円=78.5万円

※3 (5,000万円×3%+6万円)×1.08(消費税)=168.5万円

※4 5,000万円×2%=100万円(保険会社からの見積もりによります。ここでは購入価格の2%計)

※5 建物の固定資産税:1,500万円×1.4%=21万円
   建物の都市計画税:1,500万円×0.3%=4.5万円
   土地の固定資産税:2,000万円×6分の1×1.4%=4.7万円
   土地の都市計画税:2,000万円×3分の1×0.3%=2万円
   固都税合計21万+4.5万円+4.7万円+2万円=32.2万円
   日割り計算:32.2×122日÷365日=10.8万円

結論

この例題の場合、不動産購入価格の8.7%である432.8万円が諸費用ということでした。

実際は不動産仲介手数料の値引きや火災保険・地震保険の保険料がどうなるかで多少パーセンテージは前後するでしょう。

不動産購入の諸費用は実際に不動産を購入するまで細かい金額はわかりませんし、わかる必要もありません。

大切なのは10%程度の諸費用を加算してもその不動産を買う価値があるかどうかが問題になります。