この記事の対象者 所要時間
  • 土地の固定資産税評価額の計算方法を知りたい人
  • 建物の固定資産税評価額の計算方法を知りたい人
  • どんなタイミングで固定資産税評価額が変更になるか知りたい人
おさる先生の授業
3分
詳しい説明
5分

くま君くま君

おさる先生、僕の持っている不動産の固定資産税評価額を知りたいんだけど!


おさる先生おさる先生

自分のもっている不動産ならば、固定資産税納税通知書を見ればいいんじゃないかな?


くま君くま君

そうなんだけど、納税の元になっている固定資産税評価額がどんな風にきまっているのかを知りたいんだよ。
僕の持っている建物の評価額高すぎると思うんだ…
木造で30年経っているから減価償却すると評価額0のはずだよ。


おさる先生おさる先生

あ、そういうことだね。
建物の減価償却なんだけど、固定資産税評価額の場合は残存価格が20%程度残ってしまうんだよ。
だから、いつまで経っても評価額が0になることはないよ。


くま君くま君

そうなんだね。


おさる先生おさる先生

うん。
一応、土地の方は全国地価マップを参考にある程度近い金額は算出できるよ。


くま君くま君

おさる先生、ありがとう!参考になったよ。




固定資産税評価額は3年ごとに改定される

固定資産税の評価額は3年ごとに改定されます。前回は平成27年に改定されているので、次回改定の平成30年までの固定資産税評価額は同じです。

なお、全国地価マップで固定資産税路線価等は調べることができます。注意点としては、相続税路線価等と固定資産税路線価等は金額が異なります。

見直し時の減少額・増加額について

建物について

建物は3年ごとに「減価償却」された金額が固定資産税評価額になります。「減価償却」とは建物を使用しているとその使用分だけ建物の価値が減少するという考え方をもとに、建物の価格を一定の年数で割って、その分だけ毎年減額していく方法のことです。

つまり、平成27年に評価された固定資産税評価額は平成30年まで「同額」で続き、平成30年に3年分を減少された金額が次回からの固定資産税評価額になります。「改定時」に3年分の評価額が一括で減額されることになります。

なお、建物の固定資産税評価額は年数とともに減額されていきますが、「0」になることはありません。建物の建築時に建築金額の50%程度で固定資産税評価額は算出され、毎年減額されますが、最初の固定資産税評価額の20%の価格が何十年経っても残り続けます。

会社などで経費を算定するための減価償却は最終的に建物の評価額が「0」になりますが、固定資産税評価額の場合は価格が残るので注意が必要です。会社などで古い建物を所有していると評価0だから固定資産税を払わなくていいと思っている方がいらっしゃいますが、払わなくてはいけません。

土地について

土地に関しては、実勢に合わせて固定資産税評価額の見直しが行われます。

土地は使用しても汚れたり・壊れたりすることはないので、建物のような「減価償却」という考え方はありません。3年ごとの改定時に実勢を踏まえて土地の固定資産税評価額は増加したり、減少したりします。

ただし、土地の固定資産税評価額の改定時の増減率は5%が限度になります。例えば、平成27年の評価額が5,000万円だとしたら、
下限 5,000万円×95%=4,750万円
上限 5,000万円×105%=5,250万円
となります。

「土地の実勢価格がとんでもなく上昇しているから固定資産税評価額もとんでもなく上昇させよう」では納税者が困ってしまうので、限度額が設定されています。

今回のまとめ

建物の固定資産税評価額は3年ごとに減額していきますが、土地の固定資産税評価額は減額していくとは限りません。