この記事の対象者 所要時間
  • 不動産取得税の課税対象を知りたい人
  • 不動産取得税の税率を知りたい人
  • 不動産取得税の支払い時期を知りたい人
おさる先生の授業
5分
詳しい説明
5分

くま君くま君

おさる先生、相続で不動産を取得したので、不動産取得税について知りたいんだけど…


おさる先生おさる先生

うーん、相続で不動産を取得した場合には不動産取得税はかからないよ。


くま君くま君

え、そうなの?
お爺さんに、この土地付きの建物をあげるから不動産取得税のことを聞いて来いと言われたんだけど…


おさる先生おさる先生

………あ!
相続じゃなく、贈与の話かな?
お爺さんまだ生きてる?


くま君くま君

うん、ぴんぴんしてるよ。


おさる先生おさる先生

不動産の贈与だね。
不動産の贈与の場合はお爺さんのいう通り、不動産取得税という税金がかかるよ。


くま君くま君

うん。それで?


おさる先生おさる先生

土地の不動産取得税は、固定資産税評価額÷2×3%が不動産取得税になるよ。
建物の不動産取得税は、固定資産税評価額×3%(投資用不動産など住む目的以外の建物は4%)になるよ。


くま君くま君

固定資産税評価額って、購入する場合の値段のことかな…
3%って結構高いね…


おさる先生おさる先生

固定資産税評価額は大体購入する値段の7割ぐらいかな…
だから、購入する値段の大体2.1%ぐらいだね。
確かに高いけど税金だからしょうがないね。


くま君くま君

うーん。大変だ。
ところでどうやって払ったらいいのかな?
税務署に申告しに行かなきゃダメかな?


おさる先生おさる先生

いや、納税通知書が不動産購入後に届くよ。
大体3か月~6か月後かな…
そこに記載されている納税額を払えば大丈夫だよ。


くま君くま君

分かったよ。
お爺さんに伝えてくるね。おさる先生、ありがとう!




不動産取得税とは

建物・土地を購入した場合

建物・土地を取得するためには売主と買主の間で不動産売買契約を締結すればよく、売主以外の第三者に買主が所有権を主張するためには不動産所有権移転登記が必要になります。

ただ、税金の世界はこれだけでは終わりません。忘れた頃に、ある日突然不動産の買主に納税通知がやってきます。これが不動産取得税です。

土地・建物などの不動産を直前に購入しており、お金をだいぶ消費した段階で納税通知がやってくるので、「どのタイミングで不動産取得税の納税通知が届くか?」を理解していないと、資金繰りに非常に困る税金となっています。

建物・土地を新築した場合や贈与・相続を受けた場合

不動産の売買取引を行った場合、当然に不動産取得税の納税義務があるのですが、それ以外にも建物を新築した人や土地・建物の贈与を受けた人も不動産取得税を支払う対象になります。

ただし、相続で引き継いだ土地・建物には通常、不動産取得税はかかりません。相続で土地・建物を引き継ぐ場合、相続人側が好き好んでで不動産を取得しているわけではないので、不動産取得税を課してしまうのは酷だからです。

贈与と相続は不動産取得税がかかる・かからないで結論が違うので注意が必要です。

不動産取得税の計算方法(軽減措置後の税率)

土地の不動産取得税
固定資産税評価額÷2×3%
建物の不動産取得税
固定資産税評価額×3%(投資用不動産など住む目的以外の建物は4%)

※固定資産税評価額=不動産の実際の購入価格や建築工事費ではなく、総務大臣が定めた固定資産評価基準によって評価し決定された価格

不動産取得税の計算例

固定資産税評価額が以下の場合のときに不動産取得税を計算してください。

  • 土地の固定資産税評価額:2,100万円
  • 建物(住宅)の固定資産税評価額:400万円
【解答】

不動産取得税は435,000円です。

【解説】

  • 土地の不動産取得税=2,100万円÷2×3%=315,000円
  • 建物の不動産取得税=400万円×3%=120,000円
  • 合計=315,000円+120,000円=435,000円

※ 計算の結果100円未満の端数が生じたときは切り捨て計算を行います。

不動産取得税はいつ払うの?(支払時期)

不動産取得税は都道府県税です。買主自ら申告する必要はありません。

不動産取得後3か月~6か月ぐらいで所在地の都道府県から納付書が届きますので、納付書に記載されている金額を1か月以内に納税すればよいことになります。